SteepLine

FreeSkiや登山の遊びの記録。FreeSkiは楽しい!KeepSkiing,KeepRiding.

BackCountry FreeSki Gear Ski

MarkerのDukeが進化!新しいビンディング「Duke PT」発表!

更新日:

ビンディングメーカーのMarkerから新しい山用ビンディングが本日発表されました。
本国サイト発表とほぼ同時?にBravoskiさんがプレスリリース出してます。
仕事が早い!!

デュークの進化モデルMarker/DUKE PTが20/21シーズン登場

特徴は何と言ってもコンバーチブル!
Salomonが開発したShiftはトランスフォームで攻めてきましたが、Dukeは合体です。
フロントピースの上部を外すとキングピンとほぼ同じピンが現れます。
フロントピースが外れるので登る時は軽くなり、さらに滑る時はアルペンビンディングと同じ性能。
まさにいいとこ取りな機構です。

いいとこ取りを可能にしているのは、コンバーチブルなフロントパーツですが、どうやらウォークモードのピンと、前方にもピンがあり、4点で抑えているようです。これがオート・クアッド・ロックテクノロジーということなのでしょう。

出典:Marker
出典:Marker

ヒールピースも単体でロックできるようなので、ウォークモードでフロントをロックしてそのまま踏めばブレーキがロックできると思われます。

出典:Marker

ヒーフリフトはShiftと同じ1段のみ。
ここはやはり登りよりは滑り重視ってことでしょうか。
登りもゆるい角度で登った方が疲れないのでそこまで高いリフトはなくても問題ないとは思います。
同行者が高いヒールリフトで直登したらついてくのは大変そうですが^^;

出典:Marker

SPEC的には今までと同じくDukeとBraronのように開放値が16まであるタイプと12までのタイプがあるようです。
一般人なら12でも十分だと思います。
重量に関してはこちらです。比較で従来モデルも載せておきます。

Modelハイクモード(1/2pair)滑走モード(1/2pair)
Duke PT161000g1280g
Duke PT12850g1090g
Model重量(1/2pair)
Duke1395g
Baron1390g
Tour F121085g(S)1100g(L)
Tour F101050g(S)1070g(L)

久々に重量調べましたが、今はDukeもBaronも重量変わらないのですね。前は100gくらい違ったような。同じ重量であればBaronの存在意義って・・・

PT16滑走モードでもDukeより軽くなっています。
やはりセパレートタイプになったので間の部分がなくなった分、有利なのでしょう。ヒール側も今回軽量化されているようですし。
ハイクモードであれば従来のTourの最軽量モデルより軽いですね。
PT12モデルの重量はほぼKingpinですね。
PT16モデルはKingpinより重いので、そこは滑り重視でがっしりと作ってあるのでしょう。

セパレートタイプになったことでスタンドハイトも34mmから29mmに低くなってますね。滑る時の高さについては、使う人の好みによるところもあるかもしれないですが、ハイク時に高下駄にならないのは良いですね。


ピンタイプ固定なので登りの剛性もDukeより上がっていると思います。
硬い斜面のトラバースなどは安心感が増すでしょう。
セパレートでないDukeタイプはハイク中に雪や氷などが挟まると最悪折れる可能性もあるようなので、その心配がなくなるのもいいですね。

まだオプションについては明確になっていないですが、映像を見る限りクランポンの固定部分はついていたので専用品が発売されるでしょう。

気になるのはブレーキ幅が125mmまでしか対応していないところです。従来のDukeと同じコンセプトであれば130mmまで対応して欲しいところです。
もしやノーマルDukeは継続販売で125mm以上はそちらをお買い求めくださいってことでしょうか?
それはちょっと期待はずれなのでやめて欲しいですね。

IDソールが付いているのでアルペンソール、ツアーソール、GripWalkソール、WTRソールに対応可です。TLTピンさえ付いているブーツであればなんでもOKです。(ハイクモード使わなければTLTピン付いてなくてもOKですが、、、きっとそんな人はこのビンディング買わないですよね。)

価格はまだ公表されていませんが、現在Dukeが定価で56000円、Kingpinが75000円です。
機構がほぼKingpin+さらにパーツが増えているので、Kingpinより高くなる可能性はあると思います。
それなりにいいお値段はしそうですね。

滑り重視な方にはとても良さそうに見えますが、気になるのは不具合と耐久性ですね。
雪付きや凍結によってパーツがハマらないことがないのか?
初期のKingpinであったピン抜けなどが心配ですね。
機構が複雑なので初物に手を出すのは怖い気もします。
発売は来シーズンなので、今シーズンはプロライダー達がガシガシ使うのでしょう。
FWTライダーや山で飛んでる系の人たちは使うのでしょうかね?
今までDukeはほぼみたことなく、Kingpin使ってる人が多い印象でしたが、やはりトゥの解放機構があるPTシリーズを使うのか、今シーズン注目したいところです。

-BackCountry, FreeSki, Gear, Ski

Copyright© SteepLine , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.